エアブラシ、ボディロール

ボディロール 風と戯れる遊び方といえば、これです。

ディスクは、斜め上に傾けて飛ばすと、元の位置へ戻ってきます。エアブラシ、ボディロールはこれを利用した技で、アウターリムを操作することで、ディスクを飛ばしては自分のもとに再度戻す、という動作です。

特に、海岸や河川沿いでは、風の方向と強さが安定しているので、一人でも延々と繰り返して楽しむことができます。

基本的に、風の吹く方向に向かってやりましょう。追い風は、ディスクが落ちやすいので禁物です。

直接、斜め上に投げ上げるところからスタートしても良いですが、リムディレイからのセットアップができていれば、そっちの方がやりやすいと思います。


エアブラシ (Air brushing)

エアブラシ アウターリムを擦るように叩いて、回転を加えながら飛ばします。比較的簡単にできるので、ぜひトライしてみてください。

  1. ノーズを上げ、正面の斜め上方にセットする。
  2. 降りてきたディスクのアウターリムを、回転方向に沿って叩く。
  3. 叩く位置の目安は、カウンターの場合だいたい5時半の辺り。クロックなら6時半。

前方に押し出すように叩くと、変な方へすっ飛んで行ってしまいます。高速で撫でる、あるいはねちっこく擦るような感じで、回転を加速させるつもりでやりましょう。

ディスクの傾きはだいたい30から60度位でしょうか。風の強弱に従って調整しましょう。向かい風が強いときはフラットめに、弱いときはきつめの角度で。これを間違うと、前方や後方にダッシュする羽目になったりします。

自分の胸の前や目の高さ辺りでブラシするのが通常ですが、その他にも足の下や背中の後ろでブラシしたり、スケアクロウフラミンゴの体勢でブラシするといったバリエーション技もあります。

フットブラシ (Foot brushing)

フットブラシ 低い位置にセットし、蹴りでブラシします。靴のインサイドまたはアウトサイドを使います。

フラットめにセットすることで、相手へのパスにも使えます。

バッシュ (Bashing)

バッシュ ブラシの応用で、死にかけた回転を復活させる技。なるべくディスクが遠くに飛んで行かないように、それでいて強いブラシで回転を加えます。これをやると自分で再びディレイで拾うことができ、技を続けることができます。

技の流れ的には、あまり美しくない(これを挟まずに決めるべきである)といった意見もあるみたいですが、とはいえ不測の事態に役に立ったりするので、覚えておいて損はないです。


ボディロール (Body rolling)

ボディロール ディスクを体の上で転がす技。腕から胸の上を通って反対の腕へ転がすチェストロール(Chest rolling)をはじめ、背後バージョンのバックロール(Back rolling)や、足を使うパターンなんかもあります。

  1. ノーズを上げ、前方の斜め上にセットする(エアブラシと同様)。
  2. ディスクの角度に合わせて、両腕で弧を描く形を作る。
  3. カウンターなら右手、クロックは左手の手のひらで、降りてきたディスクのアウターリムに柔らかくタッチし、胸の方へ導く。
  4. ディスクを胸から反対の手へ、転がして運ぶ。

転がってきたディスクを、そのまま反対の手でキャッチで決めても良いし、再度ブラシして次につなげても良いです。

ポイント

ボディロール 最初のうちは、胸にバウンドする感じでも構わないので、まずはディスクを導いてやる感覚をつかみましょう。慣れると自然な感じに綺麗に転がるようになります。

また、ディスクが滑り落ちないように、ちゃんと胸に乗っかるべく、上体の角度も意識しましょう。

力を抜く

上半身がガチガチになってると、上手くいきません。肩の力を抜いて、肘も手首も軽く曲げ気味にして、柔らかく優しくディスクを迎えます。

ディスクを良く見る

ディスクの向き、角度、降りてくる位置をしっかりと見極め、それに合わせて体を入れていきます。ディスクの角度によって、転がる方向はおのずと決まるので、それに体全体を合わせていくようにします。

また、最初のタッチの瞬間は特に、しっかりとディスクから目を離さないこと。

回転は強すぎず

回転がつきすぎていると、勢いが強くなりすぎて、コントロールが難しくなります。ある程度回転が収まってきてからやると良いです。

バックロール

バックロール 背面(肩)を使ってロール。カウンターなら左手、クロックは右手から入ります。

手首を後ろに反して手のひらで迎える人と、反さずに手の甲で迎える人がいます。どっちがいいのか良くわかりませんが、いずれにしても最初の柔らかタッチが肝心なのは変わりません。

見えない場所を通すので、急いで振り返ったりしてしまいがちですが、焦って動いてもディスクが暴れてしまいます。落ち着いて体の動きをディスクに合わせていきましょう。

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